【2021/11/10-11/16】 世界の新型コロナウイルス対策情報

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※各国・地域の動向は日々変動しております。
 急な渡航条件の変更もありますので、最新情報は各大使館や外務省等、公的機関のサイトをご参照ください。

中国本土

北京市は市中感染の拡大を受け、10月24日に発表した北京に入る者に対する管理コントロール措置を調整すると発表しました。下記措置は11月17日0時から実施されます。概要は次のとおりです。

1.北京に入る(戻る)には、48時間以内のPCR検査陰性証明と「北京健康宝」の「緑コード」が必要であり、市中感染者が14日以内に1例以上いる県(市、区、旗)に滞在歴がある者の場合は、北京に入る(戻る)ことを厳格に制限する。航空、鉄道、道路は出発地の搭乗時と北京に入る際の検問所での検査を強化する。

周辺(環京)地区から通勤する者は、この措置が施行された後初めて北京に入る(戻る)には48時間以内のPCR検査陰性証明を所持しなければならず、その後北京に入る(戻る)際には、14日以内のPCR検査陰性証明を毎回所持すること。

※在中華人民共和国日本国大使館から北京市外事弁公室に確認したところ、日帰りの出張等で北京市から出て北京市に戻る場合であっても、48時間以内のPCR検査陰性証明は必要とのことです。

2.14日以内に陸路の国境検問所がある県(市、区、旗)に滞在歴のある者は必要がなければ北京に入(戻)ってはならない。北京にいる者は必要がなければ陸路の国境検問所がある県(市、区、旗)に行ってはならない。

3.北京で全国的な会議、研修などのイベントを開催することを厳格にコントロールする。開催する必要があれば、主催者は感染症予防とコントロール主体の責任を確実に履行し、専門の防疫計画を策定し、感染リスクのある者の参加を厳格に防止し、開催期間中に閉鎖管理を実施し、人員は外出してはならない。

アメリカ

アメリカでは冬の到来を前に新型コロナウイルスの感染再拡大に備える動きが広がり、州独自の判断でワクチン追加接種(ブースター接種)の対象を拡大するなど、感染対策の活発化がみられます。

保健当局は11月末の感謝祭から年末年始までホリデーシーズンに入ることにより、人の往来が急増すると予想。移動する人口が増えることで感染の再拡大が懸念されるため、ワクチン接種やマスク着用などを強く推奨しています。現時点における1日あたりの新規感染者数は約7万人前後で、ピーク時の約40%まで減少しましたが10月下旬から横ばいを継続。国内で最も感染者数が多いカリフォルニア州のニューサム知事は10日、冬季の感染拡大に備えて新たな知事令に署名しました。他州の医療従事者も州内での勤務を認め、感染状況に応じて病院の駐車場などをワクチン接種会場や臨時診療所に活用すると説明。また、学校での集団感染を抑制するために、5歳から11歳の児童を対象としたワクチン接種を奨励しています。

コロラド州も10日付けで新たな知事令を発出し、18歳以上の市民を対象に、接種完了日を問わず追加接種(ブースター接種)を認めると発表しました。

新規感染者数が増加傾向にある東部ニューハンプシャー州は、ワクチン接種会場を2か所増設する方針を表明。州知事は連邦政府からの資金を活用し、ワクチン接種率向上のための取り組みを強化すると述べました。

現時点におけるアメリカ国内のワクチン接種完了率は58.7%で、1回以上接種を行った人口は68.6%と10月から大きな変化はみられません。追加接種(ブースター接種)を行った人口は13.4%で、65歳以上の市民における同接種率は32.4%にとどまっています。

    ドイツ

    バイエルン州政府は、赤色段階における飲食店及び宿泊施設での2Gルールの適用など、制限措置の強化に関する閣議決定を発表しました。適用は11月17日からとなります。内容は以下のとおりです。

    1.病院信号システム赤色段階における2Gルールは今後、飲食店及び宿泊施設にも適用される。身体の近さを伴うサービスでは、引き続き3Gプラスルールが適用される。

    2.3Gプラスルールまたは2Gルールが義務づけられている場所では今後、対人間隔が遵守されない限り、マスク着用義務が適用される(飲食店では着席するまで)。

    3.事業者及び主催者が2Gプラスルールを採用し、かつ、追加的な迅速検査を要求しない場合、ディスコ、クラブ及びその他類似の余暇施設においても、黄色及び赤色段階においてマスク着用義務が適用される。

    4.病院信号システム黄色及び赤色段階では、ワクチン接種者又は快復者でない高齢者及び介護施設職員は、週に最低2回のPCR検査の陰性証明または勤務日毎に迅速検査の陰性証明を提示しなければならない。高齢者及び介護施設並びに病院の訪問者は、毎回の訪問時に迅速検査の陰性証明を提示しなければならない。

    5.一般的に、検査の実施はワクチン接種者にとっても追加的な安全性をもたらす。ワクチン接種者も含めすべての市民は、特に脆弱なグループの保護のため、再び無料となった検査の機会を利用することが求められる。※バイエルン州ではすべての市民が11月13日より最低週1回の無料迅速検査の権利を有する

    6.保育所では、今後週に3回の検査が行われ、赤色段階では固定のグループが再度導入される。

    フランス

    11月9日、感染状況・衛生措置、雇用・経済・医療政策、警備強化、エネルギー、投資の強化、そして欧州との連携について、マクロン大統領が国民に向けてテレビで演説を行いました。新型コロナについての演説の概要は以下の抜粋のとおりです。

    • ワクチン接種後6ヶ月が経過すると免疫力が低下し、重症化するリスクが再び高まることがわかっているため、ブースター接種が必要となる。
    • 65歳以上のすべての人と最も脆弱な人々を対象としたブースター接種キャンペーンを加速させる。
    • 12月初旬から、50歳から64歳までの人を対象としたブースター接種キャンペーンを実施する。
    • 12月15日以降、衛生パスの有効期限を延長するには、ブースター接種の証明が必要となる(※)。

    (※)アタル報道官によれば、衛生パスの有効期間の延長を求められるのは、65歳以上のブースター接種対象者であり、2回目のワクチン接種から6ヵ月プラス5週間後までにブースター接種を受けない場合には、衛生パスが無効化される模様です。