カンボジアで使えるおすすめWi-Fiレンタルとは？現地Wi-Fi事情から解説

カンボジアでの滞在中に、インターネット利用を考えている方へ。カンボジアでは飲食店やホテルなどで無料Wi-Fiが利用できますが、良い環境で利用するなら海外Wi-FiレンタルのWiFiBOXをおすすめします。本記事ではカンボジアのWi-FiやSIM事情、WiFiBOXについてご紹介します。

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カンボジアのインターネット・Wi-Fi事情はどうなってる？

Internet World Statsの統計によると、2022年半ばのカンボジアのインターネット普及率は81.1％。日本は93.3％で、日本と比較すると普及率は低めです。とはいえ、インターネットの整備が進んでいないのは主に農村部で、首都のプノンペンやアンコール遺跡のあるシェムリアップなど、人口の多い都市ではインターネットが広く普及しています。飲食店やホテルでは無料Wi-Fiを完備しているところも多く、日本でお馴染みのスターバックスカフェやケンタッキーフライドチキンでもWi-Fiを利用できます。

ただし、カンボジアのWi-Fiは日本ほど安定していません。Speedtest Global Indexによると、2022年10月時、カンボジアのモバイル回線速度の中央値は17.68Mbps。日本が42.93 Mbpsであることを考えると、日本よりもかなり不安定な環境です。
また、カンボジアでは停電も頻繁に起きています。カンボジアの鉱業エネルギー省が2022年3月に発表した「カンボジア国 電力概況」によると、2021年のカンボジアのSAIDI（一戸あたり年平均停電時間）は1,040分、SAIFI（一戸あたり年平均停電回数）は15.62回です。電力供給を増やしたことで一時解消されたようですが、電力分野の予算が削られたことで再度電力不足に陥っています。
停電になればルーターの電源も落ちるため、Wi-Fiが使えなくなる可能性があります。カンボジアに渡航する際には、停電への備えもしておきましょう。

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カンボジアでのWi-Fi接続方法

カンボジアでは、飲食店や空港に用意されている無料Wi-Fiと、自身で手続きを行って利用する有料Wi-Fiが利用できます。ここからは、それぞれの接続方法をご紹介します。

カンボジアの無料Wi-Fi

カンボジアで無料Wi-Fiを利用する手順は、日本と同様です。スマートフォンなどのWi-Fi接続画面から利用するWi-FiのIDを選択します。場合によってはパスワードの入力を求められるため、店員さんなどに聞いて入力しましょう。カンボジアはクメール語が公用語ですが、観光客の多い都市部では英語が通じる人も多いため、英語で質問しましょう。

主な空港でも無制限の無料Wi-Fiが用意されています。ただし、プノンペン国際空港、シェムリアップ国際空港ともに、メールアドレスの入力と利用規約への同意が必要です。無料のWi-Fiはセキュリティの面で不安も多いため、個人情報の入力はなるべく避けた方が良いでしょう。

カンボジアの有料Wi-Fi

カンボジアで有料の公衆Wi-Fiを利用するためには、語学や現地事情に精通していなければハードルが高いでしょう。そのため、有料の公衆Wi-Fiを当てにするよりは以下の3方法を採るほうが、簡単で便利にインターネットの利用が可能です。

• カンボジアで使用できるSIMを購入する
• 国際ローミングを利用する
• 海外Wi-Fiレンタルを利用する

1つ目はカンボジアで使用できるSIMを購入すること。現在は通販などでもSIMを購入できます。設定を自分で行える場合には、事前購入すると良いでしょう。自身での設定が難しい場合は現地でSIMを購入する方法がありますが、クメール語や英語で現地のスタッフさんとやり取りする必要があります。

2つ目は国際ローミングを利用すること。国際ローミングとは、日本の携帯会社が海外の電波を借りることで、日本で使用しているデバイスで通話やデータ通信を行える仕組みです。ただし国際ローミングを利用した場合にかかる金額は、日本で契約しているプラン内に含まれていないため、利用することで予想外の請求となる場合があります。各社で用意している海外向けプランを事前に契約しておきましょう。

おすすめなのは、3つ目の海外Wi-Fiレンタルです。海外Wi-Fiレンタルは、海外向けに利用できるポケットWi-Fiを日本で契約し、現地で利用します。Wi-Fiに詳しくなくても簡単に利用できる上、ルーターが独立しているため、停電になった際もバッテリーが残っていればインターネットに接続できます。

カンボジア渡航でのWi-FiレンタルならWiFiBOXがおすすめ

カンボジアでWi-Fiの利用に悩まないためには、海外Wi-Fiレンタルが最適です。ここからは海外Wi-Fiレンタルの中でも特におすすめの「WiFiBOX」をご紹介します。

WiFiBOXとは

WiFIBOXとは、予約から受取、返却まで、すべてを非接触で行える海外Wi-Fiレンタルです。インターネットで予約を行い、空港にある貸出機からルーターを抜き出し、返却も差し込むだけと、とても簡単に手続きができます。
約130の国と地域に対応しており、モバイルバッテリー機能も兼ね備えています。世界で広く利用できる海外Wi-Fiレンタルです。

カンボジアでの利用料金・プラン

WiFiBOXのカンボジアでの利用料金とプランは、以下の通りです。

カンボジア専用

• 500MBプラン：490円/日
• 1GBプラン：1,090円/日
• 無制限プラン：1,290円/日

アジア周遊

• 500MBプラン：590円/日
• 1GBプラン：990円/日
• 無制限プラン：1,390円/日

世界周遊

• 500MBプラン：990円/日
• 1GBプラン：1,690円/日
• 無制限プラン：2,590円/日

また1日当たり＋220円（税込）で、盗難や紛失を補償してくれる「あんしん保証」に加入できます。

カンボジアで利用可能な都市

カンボジアでWiFiBOXが利用可能な都市は、シェムリアップ、プノンペン、クラチエです。

カンボジアでのWi-Fi同時接続台数

WiFiBOXのカンボジアでの同時接続台数は5台です

カンボジア渡航時のデータ通信量の目安

カンボジアでのデータ通信量は、使い方によって変わります。通話に利用するのか、データ通信に利用するのか、自身の使用目的を考えて、最適なプランを選びましょう。 下記に500MBのデータ通信の目安を記載します。

• テキストメール送受信：500通
• インスタグラムやフェイスブック連続閲覧（スクロール閲覧）：約35分
• Yahoo！のトップページ閲覧：約165回
• GPSマップを使った地図検索：約500回
• Skype（音声のみ）：約2時間45分
• Skype（ビデオ通話）：約15分
• LINE（音声通話）：約14時間
• 動画ストリーミング（HD画質）：約10分

カンボジア現地でのルーター受取可否

カンボジア現地では、WiFiBOXのルーターを受け取ることはできません。日本国内の空港や駅で受け取ってから現地へ向かいましょう。

カンボジアでWiFiBOXを利用された方の声

WiFiBOXの利用の流れ

では、実際にWiFiBOXを利用するには、どのような手続きを行えば良いのでしょうか。ここからは、WiFiBOX利用の流れと、受取・返却が可能な場所をお知らせします。

利用・設定の流れ

1.Webからレンタル予約する

WiFiBOXの公式サイト（https://wifibox.telecomsquare.co.jp/）から、希望する渡航地と日程、プランを選択して予約。会員登録をして、利用料金を支払います。

2.WiFiBOX貸出機でQRコード（※）を読み取り

予約後に届く「商品受取方法についてのご案内」画面から「受取用QRコード読み取りページ」を開き、貸出機のQRコードを読み取ります。「受け取る」ボタンが表示されたら、それをタップします。
（※『QRコード』はデンソーウェーブの登録商標です）

3.ルーターを受け取ってレンタル利用開始

貸出機下部のスロットから、貸し出されるルーターを引き抜いて受け取ります。

4.Wi-Fiの接続設定をする

ルーターの電源スイッチを3秒以上長押しし、電源をオンにします。接続可能になるまで、そのまま1分ほどお待ちください。ルーター表面上部の白ランプ3つがすべて点灯すれば、接続可能です。
その後、スマートフォンなどのWi-Fi設定画面で、ルーター裏面に記載されたSSIDが接続可能となっていることをお確かめください。ルーター裏面にはパスワードも記載されているため、それを入力して接続を完了させましょう。

事前受取の可否

WiFiBOXは前日受取が可能となっています。

前日受取制度を利用すれば、利用当日に慌ててルーターを受け取ることがなく、安心してWiFiBOXを利用できるでしょう。

※お申し込み時にご指定いただいた「受取日」(日本時間)から通信が可能となります。機器の取り出しは、「受取日」の前日(日本時間)から可能となります。

申し込みから受取までの流れについて詳しく知りたい方はこちら

Wi-Fiルーターの受取・返却場所

従来の海外向けWi-Fiルーターは空港のカウンタースタッフによる手渡し、もしくは宅配で受け取る仕組みでしたが、WiFiBOXでは所定の「BOX」からルーターを引き抜くだけです。対面でのやり取りは一切ありません。

ルーターの受取はWiFiBOXの専用貸出機で、空港や駅チカ・街ナカなどに設置されています。以下、以下、受取・返却場所の一部例です。

≪北海道エリア≫
旭川空港、新千歳空港、函館空港、札幌駅、京王プラザホテル札幌など

≪東北エリア≫
いわて花巻空港、庄内空港、山形空港、福島空港、アティ郡山

≪北陸エリア≫
新潟空港、富山空港、アパホテル（金沢中央）

≪関東エリア≫
成田空港、羽田空港、東京駅、品川駅、新宿駅、京成成田駅、ラゾーナ川崎など

≪中部エリア≫
信州まつもと空港、静岡駅、中部国際空港、JTB名古屋ユニモール店

≪関西エリア≫
大阪駅、関西空港、伊丹空港、京都駅、三宮駅など

≪中国・四国エリア≫
米子鬼太郎空港、岡山桃太郎空港、岩国空港、松山空港、高松空港など

≪九州・沖縄エリア≫
福岡空港、博多駅、大分駅、大分空港、那覇空港など

※2024年3月時点の情報です。その他詳しい設置箇所や、最新の情報は公式サイトにてご確認ください。現在もWiFiBOX設置箇所は順次拡大中です。

貸出機での受取はスマホでQRコードを読み取って「受け取る」ボタンをタップし、スロットからWi-Fiルーターを引き抜くだけです。帰国後は、近くにある貸出機のスロットに差し込んで返却が完了します。

カンボジアの現地SIM事情

カンボジアの主な携帯電話キャリアは「Metfone」「Smart」「Cellcard」の3つです。Metfoneは、カバー範囲が広く郊外でも繋がり安いのが特徴。SIMは、4GB+399 分のネット通話が7日間有効で1ドル（約136円）です。
Smartは都市部で安定して利用できるキャリアで、旅行者用のSIMを用意しています。100MBで有効期限が3日のものなら無料です。
Cellcardは通話に適しており、ビジネスマンに人気のキャリア。こちらも旅行者用のSIMが用意されており、電話とデータが無制限で利用できます。SIMの場合は30日が有効期限で、価格は6ドル（約816円）です。
3つのキャリアはすべて、プノンペン国際空港内に店舗があります。また各地にあるショップや露店でもSIMが購入可能です。

携帯電話会社のカンボジアでの対応状況

日本の主要な携帯電話会社であるドコモ、au、ソフトバンクの3社はすべて、カンボジアでの利用に対応しています。各社で利用できる海外向けプランは以下です。

• ドコモ：パケットパック海外オプション、海外パケ・ホーダイ
• au：世界データ定額、海外ダブル定額
• ソフトバンク：海外あんしん定額、海外パケットし放題

ただし、機種によってはこれらのプランを利用できない場合があります。利用可能かは、各携帯電話会社のサイト等でご確認ください。

カンボジアのインターネット・Wi-Fi事情のまとめ

カンボジアは日本より速度は劣るものの、飲食店やホテルなど、多くの場所で無料のWi-Fiが利用可能です。ただし、停電が多い国でもあるので現地でのインターネットの利用を考えている場合には、停電になっても利用できるWi-Fiを選びましょう。
WiFiBOXは、そうしたカンボジア独自の事情にも対応できるレンタルWi-Fiです。カンボジアでの滞在をスマートにしてくれるでしょう。