プロバレーボール選手藤中謙也さんに伺った、2022AVCカップ男子のタイ遠征時に感じた海外渡航に欠かせない持ち物と海外でも家族と繋がることのできるWi-Fiの大切さ

プロバレーボール選手藤中謙也さんに伺った、2022AVCカップ男子のタイ遠征時に感じた海外渡航に欠かせない持ち物と海外でも家族と繋がることのできるWi-Fiの大切さ

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今回お話を伺ったのはサントリーサンバーズ所属、プロバレーボール選手の藤中謙也さん(以下、藤中選手)です。前回のインタビューでは、2022アジアクラブ男子選手権大会の日本代表選手としてイランへ遠征されていた際の、お食事事情やアスリートならではの機内・ホテルでの過ごし方について伺いました。

このインタビューでは、2022AVCカップ男子を振り返るとともに、藤中選手がタイ遠征時に感じた海外で欠かせない持ち物や、2児の父になって思うことについて、伺いました。

新鮮な気持ちでバレーボールと向き合うことができた2022AVCカップ

―2022AVCカップ男子、準優勝おめでとうございます。

藤中:ありがとうございます。

―本当にお疲れ様でした。まずは、今回の大会をご自身で振り返った感想をお聞かせください。

藤中:今回のAVCカップは、日本代表選手として参加させていただきました。アンダーカテゴリー時代を除くと、日本代表として国際試合に挑むというのは初めてでしたので、とても良い経験になりました。普段は一緒にプレーをしていない若手の選手たちに囲まれ、楽しみながら、かつ結果を求めながら試合できたため、29歳の自分も新鮮な気持ちでバレーボールと向き合うことができました。

AVCカップのご様子

―今シーズンからサントリーサンバーズに移籍してきた弟の藤中颯志(ふじなか・そうし)選手と同じチームでプレーするのは、今大会が初めてでしたね。

藤中:はい、そうです。6歳下の弟なので、これまで一緒にプレーすることも、同じチームで試合に臨むこともありませんでした。初めての経験だったので、お互いのプレースタイルを探り合いながら、ともに戦っていました。コートに立っている間はあくまで一選手として、接していましたね。

ただし、周りの反応を見ると、兄弟で国際大会に出場できたことを実感しました。この貴重な経験を、今後の試合に活かしていきたいと思います。

藤中颯志選手と藤中謙也選手

―お二人のサントリーサンバーズでの活躍も楽しみです。その他にも、今回のタイ遠征では、様々なことを経験されたかと思いますが、特に苦労されたことはございますか。

藤中:そうですね。今回の遠征では僕が2番目に年上で、 あとは歳の離れた子たちが多かったんです。僕は自分から話しかけるのがあまり得意ではないので、初めのうちは他のメンバーと心の距離を縮めることが難しかったです。

しかし、ともに練習や試合を重ねることで、徐々に各々の性格やプレースタイルが把握でき、次第に距離を縮めることができました。今後もバレーボール選手を続ける以上、入団してくる子は年下ばかりになるので、もう少し早めに距離を縮め、チームワークを高められたらなと思います。

サントリーサンバーズメンバーとのお写真

タイ遠征時に欠かせないアイテム、「日本食」と「Wi-Fi」

―今回のタイ遠征は試合中心のため、最小限の荷物を準備したとのことですが、海外渡航に欠かせないものはございますか。

藤中:ふりかけですね。試合で海外へ行くと、食事はホテルで摂ることが多いんです。そのため、自分が食べたいもの選んで食べるというよりも、コンディションを整えるために、用意されたものを食べることになります。目の前にあるものをいかに美味しく、しっかり食べられるかで、次の日の身体の動きが変わるので、ふりかけや調味料は必ず持参しています。

今回のタイ遠征中では、ホテル近くのスーパーへ調味料やのりを買い足しにいきました。いざ買い物をしようと、お目当ての商品らしいものに手をのばしてみましたが、僕はタイ語が読めず「この商品はいったい何味なんだ...」と困ってしまう瞬間がありました。そんな時は、すかさずインターネットで調べることで、買いたいものに辿りつくことができました。

タイでのお食事

わからないことがあった時、パッと調べることができるので、海外ではインターネットを常に使えるようにしておくと安心だと感じました。そういった意味では、Wi-Fiも必需品だと思います。

―弊社のWiFiBOXがお役に立てたようで、安心いたしました。Wi-Fiといえば、滞在されたホテルにWi-Fi環境はございましたか。

藤中:ホテルにWi-Fi環境はありましたが、多くの滞在客が使っているためか、遅くて使えない状況が多々あったようです。僕と相部屋だった先輩は、ホテルのWi-Fiが繋がらないストレスで「うわ、また繋がらない」や、「 すぐ切れちゃって使えない」といった愚痴をこぼしていました。それを聞きながら、僕はWiFiBOXで優雅に動画を観ながら過ごしていました(笑)

WiFiBOXご利用中の藤中選手

―Wi-Fiを使いたい時に使えないのは不便ですよね。その他にも、Wi-Fiが必要になる場面はございましたか。

藤中:日本へ帰国する際に、必要になりましたね。タイのホテルを出てバスで空港へ向かう途中、マネージャーから、日本へ入国するには「MySOS」(入国者健康居所確認)※アプリの提示が必要なため、事前に登録するよう指示がありました。
※2022年11月14日以降「MySOS」は使用不可となり、日本入国時の検疫機能は「Visit Japan Web」に集約されました。

この登録は、インターネット環境なしでは、できません。そのため、Wi-Fiを持っていない一部のメンバーは、タイの空港の遅いフリーWi-Fiで登録作業を進めており、時間と手間がかかっている様子でした。しかし、WiFiBOXを持っていた僕は、バス移動中に登録を完了することができ、空港でも余裕を持って過ごすことができました。

タイの空港にて

他にも、試合が夕方からスタートで、昼過ぎまで時間が空いている日は、主に家族と電話して過ごしていたので、Wi-Fiが欠かせませんでした。試合前に家族と電話をするとリラックスできて、うまく切り替えられるんです。僕にとって、いつでも家族と繋がることができるのは、とても大切なので、こういう時に通信環境のありがたさを感じました。

―ご家族を大切にされている藤中選手らしいWi-Fiの使い方ですね。では、ふりかけやWi-Fi以外に、おすすめの持ち物はございますか。

藤中:そうですね。常備薬は持っていくことをおすすめします。特に、海外では水や食事が体質に合わないことがあるので、胃腸の調子を整える薬は必須だと思います。実際、今回のタイ遠征では、僕もおなかの調子が悪くなり、しばらく苦労しました。海外の薬局で買うこともできますが、パッケージだけでは何の薬かわからなかったり、日本人には成分が強すぎることもあります。できるだけ日本から持っていくと安心です。

今後の展望

―それでは、藤中選手の今後の展望について伺いたいと思います。まず、2022年の9月に2人目のお子様が生まれ、心境に変化はございましたか。

藤中:そうですね。1人目がだいぶ動いたり遊んだりができるようになってきた一方で、2人目はまだ寝るか、ミルク飲むか、泣くかという状態です。そのため、常に今はどちらを優先的に相手にしたらいいかということを考えています。そこが2人同時の育児の難しくも楽しい点ですね。今だけしかできない経験だと思いながらやっています。

―オフの期間は、ご家族との時間を大事にされているんですね。

藤中:はい。プレーに支障のない程度に、家族の時間は確保しながら過ごしています。また、昼間のちょっとした時間や、練習が終わって子供が寝るまでの時間でも、できる限り一緒にいたいと思っています。

お子様との時間を大切にする藤中選手

―素敵なお話をありがとうございます。それでは、リーグ戦に対する思いをお聞かせください。

藤中:ついにリーグ戦が始まり、来年の4月まで続きます。まずはこの約半年の長いシーズンを、怪我なく乗り越えたいと思います。また、僕たちは昨シーズンの国内リーグ優勝により、2023年5月開催の2023アジアクラブ男子選手権大会への挑戦も控えています。そのため、国内リーグ優勝を見据えながら、そこをステップに、まだ成し遂げられていないアジアクラブ選手大会優勝を、今シーズンの最大の目標としてやっていきたいと思います。

―最後に読者の皆さんへ、一言お願いいたします。

藤中:やっと今シーズンが始まり、おそらくファンの皆さんも、毎週末が楽しい時期になってきたかと思います。 もちろん、各会場に来ていただきたいですが、どういう形であっても、サントリーサンバーズや、僕自身のことを応援していただけたら嬉しいです。僕も皆さんへ恩返しができるように、コートでしっかりとプレーする姿を見せられたらと思っております。

お子様との時間を大切にする藤中選手

―藤中選手、ありがとうございます。今シーズンのご活躍も楽しみにしております。

藤中謙也(ふじなか・けんや)

藤中謙也(ふじなか・けんや)

1993年7月25日生まれ。山口県出身。ポジションはアウトサイダーヒッター。両親の影響で7歳からバレーボールを始め、中学3年時に「JOC,JVA杯」「オリンピック有望選手賞」などを受賞した。宇部商業高校では、山口県にて開催された「おいでませ!山口国体」にて優勝。専修大学では、在学中に年代別の日本代表に選出され、アジアジュニア選手権優勝、世界ジュニア選手権、ユニバーシアードなどに出場した。卒業後、V.LEAGUE DIVISION1のサントリーサンバーズに入団。

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Telecom Times編集部

監修:Telecom Times編集部

2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
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